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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】堂安律、インサイドハーフ挑戦で新たな可能性

 オランダ遠征中のサッカー日本代表は9日(日本時間午後9時)、カメルーン代表と対戦。コロナ禍で延期続きだった今季初の公式戦がようやくキックオフです。

 森保ジャパンは過去の代表と比べても、2列目(攻撃的MF)はとても豊富でタレントぞろい。目がいきがちなのは、19歳の久保建英(スペイン1部ビリャレアル)でしょうか。どっこい、今季はMF堂安律(22)=ドイツ1部ビーレフェルト=もいいんです。

 今までの堂安は、ただ走りまくる突貫小僧でした。昨年移籍した欧州でもビッグクラブのひとつ、オランダ1部PSVではポジションを奪えませんでした。今季レンタル移籍となったビーレフェルトは11年ぶりの1部昇格で、残留が最大のテーマです。いいチームに移籍しましたね。開幕から3節連続の先発出場。すでにチームの信頼を勝ち取っています。

 もともと堂安はトップ下の選手。日本代表では右サイドを主戦場としていましたが、クラブではインサイドハーフも任されています。J1で好調が続く川崎MF大島僚太と同じポジションで、(1)ゲームをつくる(2)守備もする(3)ゴールを決める-。ドイツでは、この3つの仕事を課せられているんです。

 この新しいチャレンジは森保ジャパンにとってもプラスです。2列目の柱といえば堂安、久保と南野拓実(イングランド1部リバプール)の3人ですが、堂安だけでなく久保も右サイドが得意。2人でポジションを争うのは大いに結構なのですが、堂安がインサイドハーフに回ることで新たな可能性も開けそうです。

 今回の遠征で堂安がどこのポジションを任されるにせよ、その存在感を見せつけてくれるはず。なんといっても、日本代表の背番号「11」を襲名したのですから。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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