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阪神・福留&糸井“審判”やいかに 今週にも戦力外リスト提出 福留はコーチ兼任なら流出危機、糸井は9月以降好調で問題なしか

 阪神では今週の月例報告の席で、藤原オーナーに今オフの戦力外リストが提出される予定。処遇が注目される大物が福留孝介(43)、糸井嘉男(39)の両外野手だ。

 福留は9月中旬、名古屋遠征中にチーム内規を超える計8人で会食していたことが判明。同席者に複数の新型コロナウイルス感染が確認され、球団の判断で濃厚接触者同様の扱いとなった。隔離期間を経て、謝罪のうえファームに合流。2軍戦にようやく出始めたものの、会食で一緒だった若虎が次々と1軍再昇格するなか、いまだに上からお呼びがかからない。

 今季ここまで出場43試合で打率・154、1本塁打、12打点。事情を知る複数の関係者の話を総合すると、来季はコーチ兼任での現役続行案が浮上しているが、「本人はあくまでプレーヤー一本の気持ちが強いと聞く」との証言もある。昨季終盤にも複数年契約の最終年だった生え抜きの功労者、鳥谷が現役続行の道を選んで退団。今年3月になって、師と慕う井口監督率いるロッテに電撃移籍している。福留にも花道をつくれず、流出劇再びの可能性はある。

 糸井はFA移籍時に結んだ4年契約が今季で最終年。7、8月の打率がそれぞれ・188、・200と低迷した時点では、高額年俸がネックとなって立場危うしと思われていた。ところが秋に入って猛チャージ。移籍から2年連続で夏場以降に成績を下げ、昨夏にはケガで離脱したが、今季は9月・352、10月も・360(18日現在)と奮闘中だ。別の関係者は「寒いこの時期に体が動くかは評価ポイントのひとつになる」と話す。

 選手本人への戦力外通告は11月2日以降とみられるが、関係者は「今年はドラフト後に1回だけしかできない。異例の助っ人8人体制の半分近くは解体の対象で、日本人選手への戦力外は例年より少ないかもしれない」とみる。チームを支えてきた両ベテラン野手に下される審判やいかに。 (山戸英州)

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