記事詳細

【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】鹿島・上田綺世は「もっと仕事を増やせ!」 東京五輪FW候補、一皮むけてほしい

 東京五輪代表のエース候補、鹿島のFW上田綺世(あやせ・22)が19試合ぶりの先発で結果を出しました。21日の神戸戦(ノエビア)で決めた前半12分のゴールは彼らしい一発。9試合ぶりの今季4ゴール目です。

 2人のDFがマークについていました。しかし、フェイントをかけて、マークをはがしたことで、一気にチャンスが膨らみました。わずかなスペースができて、右足で突き刺す見事な一撃でしたね。

 彼は私と同じ法大サッカー部を退部し、1年半前倒しで鹿島に昨年入団。期待された逸材でした。あえて『でした』と過去形にしたのは伸び悩んでいるからにほかなりません。かわいい後輩ですが『そろそろ変わらなきゃ!』という思いですね。

 そこで彼にリクエストしたいのは『自分の仕事を自分で増やせ!』ということ。このゴールもそうなんですが、常にひとつのプレーだけで終わっているのです。

 彼が起点になるとします。もちろん、次の瞬間には、FWとしてゴール前に走ってシュートを打ってほしい。同時に、ゴールを奪うという単発の仕事だけでなく、ゴールを意識した連続プレーこそが目標としている東京五輪のエースFWへの近道になります。このゴールを機会に一皮むけてほしいと思っています。(元J1横浜FM監督・水沼貴史)

関連ニュース