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【神谷光男 スポーツ随想】九州場所の国技館代替えは正解 コロナ厳戒の中、誘惑多い博多よりも外出制限は容易 (1/2ページ)

 大相撲11月場所(8日初日)の新番付が発表された。本来なら1年納めの九州場所として福岡市で開かれるが、新型コロナウイルス感染防止のため集団での移動は避け、7月の名古屋場所同様に国技館での代替開催となった。

 晩秋の博多。酒よし、サカナもよし、夜の店には美人も多い“よかとこ”だ。知り合いの相撲記者は言った。「われわれもそうだけど、力士や親方衆は1年間このためにやってきた、というほど楽しみな場所だけにさぞかし寂しいだろうね」

 憎きコロナのせいで博多は遠い彼方。3場所続けて東京では気分転換もままならないだろう。おまけに日本相撲協会はコロナ対策として、八角理事長(元横綱北勝海)名で各部屋に新たな行動指針を通達。23日から11月場所千秋楽の22日までの1カ月間、不要不急の外出を禁止とした。

 3月の春場所から続く不要不急の外出禁止は場所後に限って緩和されるが、7月場所では幕内の阿炎が場所前から複数回、キャバクラで飲食したとして3場所出場停止、5カ月間減俸50%の処分を受けた。秋場所前に地方へのゴルフ旅行、会食が発覚して場所中に謹慎し、委員から平年寄に2階級降格となった親方もいる。バレたら、それこそ相撲人生をふいにしかねない極めて重い処分が待っているのだ。

 外出先として認められるのは病院や近場の買い出し、コンビニなどに限られる。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「しっかり感染予防をして、行動確認記録をちゃんと付けてもらいたい。協会の取り決めなので、油断しないで何とか乗り越えてほしい」と話した。

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