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阪神“ぶしつけ構想外通告”にナイン憤慨! 福留らベテラン3選手立て続け、功労者に冷たい仕打ち

 阪神が終戦前から揺れている。功労あるベテラン3選手が立て続けに、ぶしつけな構想外の通告を受けたことで、ナインが球団フロントを「信用できない」と怒りの声を上げているのだ。

 阪神2軍は29日、今季の本拠地最終戦となる中日戦(鳴尾浜)。すでに球団の来季構想から外れている福留孝介外野手(43)、上本博紀内野手(34)も先発出場した。福留は5回に上本を二塁に置いて意地の適時打。試合後には「僕の中では、このユニホームを着てプレーするのは最後だという思い。悔いを残して終わりたくない」と、他球団で現役を続行する強い意欲を示した。

 19日の福留を皮切りに、生え抜き16年目左腕の能見篤史投手(41)、そして前日28日の上本まで、球団幹部から構想外通告を受けた功労者はいずれも、打診された引退後のポストを蹴って退団を選んでいる。

 事情を知る関係者は「去年の鳥谷に始まり今年は福留、能見と実績あるベテランに対して、事前に引退後の将来設計を全く話し合いもせずに、ぶっつけ本番で構想外を言い渡すなんて非常識ですよ。ベテランを冷遇する球団なんだと、自らバラしているようなもの。恥ずかしくないんですかね」とあきれる。

 さらに「上本だって近年は1軍で出番が減り、第2の人生をどうしようか真剣に考えていた。でも、球団とは事前の折衝も一切ないまま、昨日の試合前練習後に呼び出されて構想外だと。その場で提示されたのは、子供たちを指導する球団アカデミーのコーチ職だったそうです」と明かす。

 上本は広陵高、早大とアマ球界のエリートコースを歩み、阪神では二塁の定位置をつかむとともに、2014年から3年間は選手会長も務めた。チーム内では「次代の指導者として2軍コーチか、フロント職に」と推す声もあったが、待っていたのは冷たい仕打ちだった。アマ球界の名門との関係にも波及必至だ。 (山戸英州)

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