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【山本幸路 ドーパミンゴルフ】コースマネジメントの基本、トラブル編パート(2) 「アンプレアブル」カードを常に頭の中に、打つだけがトラブル脱出の方法ではない

 打つだけがトラブルから脱出する方法ではありません。ティーショットを林の中へ打ちこめば、そこが打てる場所ばかりとは限りません。木の根に挟まったり、バンカーのアゴに刺さるという不遇に合う人もいるでしょう。そんな時には「アンプレアブル」という選択肢もあるのだということを忘れないでください。

 アンプレアブルを宣言したときは1打罰を追加し、(1)打ち直しに戻る(2)ピンに近づかず2クラブレングスにドロップする(3)ピンとボールを結んだ後方線上に下がる-から救済措置を選ぶことになります。バンカーの中から外へアンプレアブル措置する場合は、通常のアンプレアブルよりも1打多く付加します。全英オープンのような顎の高いポットバンカーにドロップして目玉になるなら、アンプレアブルの方がスコアは少なく済むでしょう。

 木の根の間に挟まったときや、木の枝に乗ってしまったとき、池や崖、OBの縁に止まり、通常ではスタンスが取れないようなケースもあります。そんなとき、練習したことのない左打ちや右手でのバックショットなどに突然トライして空振りするくらいなら、アンプレアブルの方がよいでしょう。

 プレーヤーには常にアンプレアブルというカードがあることを頭に入れておくのが大切です。

 また、ラフを軽んじている人も多く見かけます。

 ボールがラフに全て沈んでいたら、明らかなトラブルです。自分の技術、パワーでは前には飛ばせないと判断したら、ピン方向でなく、横のフェアウエーに脱出させることも好判断になります。最も脱出させやすいクラブ、例えばSWなどを選択することも大切です。

 決してラフを甘く見てはいけません。力任せに打てば空振りも起きますし、ダルマ落としでさらに深く入る経験をした人もいるのではないでしょうか。

 ラフでも立派なトラブルですから、まずは脱出し、林やバンカーと同じように次のショットと合わせてリスクを計算します。必ずスコアにつながるトラブル処理を行いましょう。(モデル・野田スミレプロ、撮影協力:ZEN GOLF RANGE 葛西店)

 ■山本幸路(やまもと・こうじ) 1974年北海道生まれ。2000年にツアーデビューし、07年に関西オープンで優勝。レッスンプロとして東京都・恵比寿の「GOLF PLUS」に在籍。CS番組「ゴルフ革命」(日テレG+)に出演しているほか、雑誌でも活躍中。

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