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日本シリーズいよいよ開幕! ノムさんなら「全戦DH」を何と言うか 持論は「野球は9人でやるもの」 (1/2ページ)

 日本シリーズは35年ぶりとなる全戦DH制度が採用されたが、2月に亡くなった日本一3度の名将・野村克也さんなら、何と言っただろうか。

 「おまえDH好き?」

 昨年、東京ドームで巨人とソフトバンクの日本シリーズを見ていると、突然ノムさんが聞いてきた。こんな聞き方をするのだから、自身の答えは火を見るより明らかだ。

 「俺は嫌いや。そもそもDHは人気のなかったパ・リーグが始めたもの(南海兼任監督時代の1975年から)だけど。野球は9人でやるものやろ。それを10人でやるなんて、ナンセンスだよ」とバッサリ。

 「継投は采配の妙。チャンスで投手に打順が回ってきたときも“交代しようか、そのまま打たせようか”と考えなければいけないけど、DHだとそれもない。だからパ・リーグ(楽天時代)の監督のときは、面白くなかったわ」と振り返った。

 DHは得点が増え、野球が面白くなると言われる一方で、大味な野球になり、ノムさんが掲げていた緻密な野球とは逆行。下位打線に回ったときに、投手の打撃をどうするかは、監督の腕の見せどころといえる。

 またDHがあると、阪神時代の「遠山-葛西」のような投手を一時野手に回してから戻す継投も使えない。楽天時代の2006年6月30日の日本ハム戦では、サイドスローの小倉を一塁に回し、左腕の河本を投入。ところがDHを解除しなければいけないルールを把握しておらず、とんだ赤っ恥をかき、その後この継投策はお蔵入りとなった。

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