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J1仙台、決算も戦力補強も迷走 1・8億円の債務超過、チーム得点王は移籍…手倉森監督復帰も好材料なし (1/2ページ)

 サッカーJ1仙台の佐々木知広社長(65)が26日、仙台市内での取締役会後に会見。2020年度決算の見通しについて、コロナ禍による観客動員の落ち込みなどで5億3300万円の赤字となることを発表した。昨年10月の中間報告から約1億3000万円を圧縮したが、結局は約1億8000万円の債務超過に陥る見込みだ。

 今回の決算見通しはフロントの銀行マン2トップが組んだ。破綻危機で昨年12月に取締役を一新。佐々木新社長は元ゆうちょ銀行、北畠泰之常務(55)は宮城県の大手地銀・七十七銀行の出身だ。

 驚いたのは21年度予算でも例年並みの約13億円の経費を組んだこと。「J1にとどまることを考えた。トップチームの経費は先行投資に近い。22年度からの黒字化は可能と思っている」(佐々木社長)と説明した。

 ただ、チーム成績を改善するのは容易ではない。仙台は昨季、J2山形から木山隆之監督(48)を“強奪”も、クラブ史上初のホーム年間未勝利など、例年であれば降格となる17位と低迷。2月26日から開幕する今季のJ1は、下位4クラブがJ2へ降格する。

 J1に残留するためには今オフに大補強が必要だったが、目立った動きは手倉森誠監督(53)が8季ぶりに復帰したことぐらいだった。昨季9ゴールでチーム得点王だったFW長沢は、J1大分に完全移籍するなど、J1残留に向けた戦力補強という点では実にこころもとない。

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