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白血病発覚から2年…池江、復帰後初の表彰台も五輪は封印 競泳ジャパンOP

 競泳のジャパン・オープン最終日が7日、東京五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われ、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)が女子50メートル自由形決勝で24秒91で2位に入った。

 実戦復帰4戦目で初の表彰台。池江は「25秒3くらいが目標だった。表彰台に上がった3人が24秒台はないこと。ハイレベルな戦いで2位に入れて成長を感じられた」と満足そうに話した。

 今月で白血病の発覚から2年。「泳ぎ始めて1年もたっていない状況で、自己ベストからコンマ何秒という世界に戻ってこられた」。1月には100メートル自由形で、東京五輪代表選考会を兼ねる4月の日本選手権への参加標準記録を突破。今大会は50メートルで表彰台と、復活への道のりを順調に進む。2週間後の東京都オープン(20、21日)では、復帰後初めて本職のバタフライで50メートルと100メートルに挑む予定だ。

 長引くコロナ禍に大会組織委員会の森会長の失言と、東京五輪にはネガティブ要素が蔓延している。池江には「五輪出場宣言で風向きを変えてほしい」(組織委関係者)との期待もあるが、本人は「そこまで意識していません」と自ら封印。開幕1年前に国立競技場で行われたイベントでは、聖火を手に世界へメッセージを発した。半年で自身は目を見張るほどの復活を遂げたが、コロナ禍の世界はまだ楽観視できる状況にない。