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日本サッカー界の危機 川崎完勝でJ1開幕も…テレビ地上波、BS、CSでも生中継なし

 明治安田生命サッカーJ1が26日開幕。昨季王者川崎がホームで横浜M相手にMF家長昭博(34)の前半2ゴールで2-0と完勝した。

 前半21分、ニアに駆け込んだDF山根が右足ヒールで後方に流すと、家長が左足で技ありのボレーシュートであっさり先制すると、43分にもヘッドで決めた。

 試合後、家長は「みんなで声をかけあった結果です。優勝目指して頑張ります」と、早くも「優勝」の2文字を出す余裕。鬼木達監督(46)も「チームとして3点目が必要でした」と、こちらはまだできるとばかりに余裕で不満な表情をみせた。

 反対に、横浜・ポステコグルー監督(55)は「打つ手なし」と終始ベンチに座りっ放し。「こんなパフォーマンスは見たくもない」とチームのぶざまな姿にぶ然としていた。

 昨季川崎は独走V。今季も開幕からその強さは盤石だ。コロナ禍の中でなんとか有観客で開幕したJリーグの開幕戦だったが、テレビ地上波、BS、CSでも生中継がなかった。また、J開幕の1993年から28年続いたTBS「スーパーサッカー」が「役目を終えた」という判断で3月で終了することが決まった。昨年8月のテレビ朝日「やべっちFC」に続いた格好だ。長寿番組が次々に消えることは日本サッカー界にとってマイナスだ。

 今季も川崎の独走を予感させる滑り出し。その強さに喜んでばかりはいられない。異例の20チームで戦うJ1を盛り上げるには他チームの奮起が欠かせない。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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