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【神谷光男 スポーツ随想】オリンピックは政治のオモチャか 懸念される「第4波」、それでも開催に突き進む菅政権 (1/2ページ)

 いよいよ本気で東京五輪に突っ込んでいくようだ。4日にオンラインで行われた国際オリンピック委員会(IОC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、大会組織委員会、東京都、政府の5者協議で、海外からの観客受け入れ可否を3月中に判断することで合意したという。

 新型コロナウイルスは変異株出現により不透明感が増したことや、開催を不安視する国内世論にも配慮しての「海外客見送り」となるらしい。

 組織委では森喜朗前会長の女性蔑視発言を発端に、ジェンダー平等の取り組みの一環として、女性理事の比率を一気に42%まで引き上げる慌ただしさ。「大事なことだが、何もこの押し迫った時期に…。ただの数合わせにしか見えない」との声も聞かれるなかで、外国人が来ようが来まいが、ワクチンがどうなろうが、とにかく何が何でもどんな形でもいいから開催あるのみ。ラッパの音だけが勇ましい。

 警察庁からは先月末、五輪警備の応援警備の動員は予定通りとの通達も出たという。「マジかよ? ホントにやるの」と現場の警察官の悲鳴が聞こえてきそうだ。

 大会期間中は「1万人の医療関係者を動員する」との方針で、病院によってはすでに「7月何日から何日間、どこそこの会場に派遣を」との依頼がきているとか。「いまの感染状況では、ちょうど五輪に合わせるように第4波がくるかもしれない。ワクチン対応もあり“ハイ、そうですか”と簡単には協力でない」と、ある病院職員は苦笑いした。

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