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【神谷光男 スポーツ随想】世界はどう見る? 違和感たっぷりの聖火リレー 五輪開催すら不透明、参加国“ドタキャン”もあり得る (1/2ページ)

 東京五輪の聖火リレーが始まって、道中は長いのに早くも懸念されていた事態が起きている。

 スタート2日目の26日。ゴール地点となった福島市の県庁前は何重にも人が重なり合って、屋外とはいえかなりの密状態になった。スタッフが「間隔を開けてください」と呼びかけても解消しなかったという。

 隣の宮城県では感染急拡大で独自の緊急事態宣言が出ている。26日には全国で感染者が再び2000人の大台を超え、東京都の小池知事は「2週間後には1000人に行ってもおかしくない」と警戒感を強めている。

 そんな中での聖火リレーは、開催すら不透明なのにまさに違和感たっぷり。トーチを掲げて走るランナーも、「本当に国立競技場までつながるのか」と疑心暗鬼のような感じだ。

 折から五輪の放映権を持つ米放送局「NBC」が電子版に載せた、「聖火は鎮火すべきだ」との意見記事には共感した人も多かったろう。寄稿したのはサッカーの元五輪米国代表で大学教授(政治学)のボイコフ氏。

 「スタート地点である福島県は東日本大震災で原発事故が起きた場所だ。これは儀式の偽善、危害、不条理を浮き彫りにしているだけでなく、日本が五輪全体を進める上での問題を象徴している。聖火リレーが新型コロナの流行を悪化させる可能性がある」

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