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【神谷光男 スポーツ随想】都議選、総選挙、小池都知事の思惑は…五輪中止宣言近し? 妄想は広がるばかり (1/2ページ)

 年配の知人が言った。「コロナの終結宣言と東京五輪の中止宣言。この2つを聞くまでは、あの世にはいけないよ」

 なるほど両方とも歴史に残る事象で、誰がどんな形で宣言するのか想像を掻きたてる。コロナの方は変幻自在のウイルスが次々に形を変え、PCR検査をすり抜けて人知を超えるスピードで猛威を振るっている。

 1918年から20年にかけ、世界で約5000万人ともいわれる死者が出たスペイン風邪は、終結まで2年以上かかっている。「新型コロナウイルスの質の悪さから見ると、最低でもあと1年、下手をすると2、3年は身動きできない状況が続くのでは」と見る専門家もいて、こちらは腹をくくって気長に待つしかなさそうだ。

 そこへいくと、東京五輪の中止宣言は現実味を帯びている。菅首相は7日、緊急事態宣言延長の会見で「国民の命と健康を守り、安心、安全の大会を実現することは可能だ」と、決まり文句を繰り返した。しかし、宣言延長で感染を封じ込めることができなければ、医療体制はますます逼迫し、開催は危うさを増すばかりになる。

 五輪期間中に「看護師を500人」「スポーツドクター200人」と、大会組織委員会は無茶ぶりばかり。5日には札幌市でマラソンのテスト大会となるハーフマラソンが開かれ、終わった途端に北海道は同市への「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請した。

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