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西武、2回KOでも内海を巨人に返したくない 2軍の若手投手陣を引っ張る

 西武・内海哲也投手(39)が3日の巨人戦(東京ドーム)で先発。初対戦の古巣に2回5安打3失点でKOされた。FAで巨人に加入した炭谷銀仁朗捕手(33)の人的補償に指名され、西武に移籍して3年目でまだ1勝ながら、チームへの貢献度は絶大だ。

 今季初登板は因縁の炭谷に2ランを浴びるなどいいところなく終わり、ベテラン左腕は「自分の思うような投球ができなかった」と悔やんだ。

 今季はイースタン・リーグで7試合4勝0敗、防御率はリーグ1位の1・80と文句のない成績で昇格も、辻監督は「巨人戦ということもあって、余計に緊張してたんじゃないの? 1軍と2軍の違いで、いいところに投げないといけないとボールが先行した」と指摘。

 テレビ観戦したファーム関係者も「やっぱり力が入っていたね。2軍戦での投球とはまるで違った」とフォローしつつ、「うちの2軍は6位だけど、防御率は3・70でリーグ3位。これも内海が若い投手を引っ張ってくれているおかげ。内海効果はすごいものがある」と最敬礼。チーム防御率4・38でリーグ最下位に沈んだ昨年から、めざましい進歩を遂げている。

 巨人時代に投手陣のリーダーとして後輩を引っ張った姿は、不本意な形で移籍した西武でも不変だ。前出関係者は「コーチよりも早い朝7時前に球場に来て、『こういう練習した方がいい』と指示している。みんな内海には一目置いているから、言う通りにやっていい成績を残している。今日はダメだったけど、もう1回チャンスを与えてほしい」と切望する。

 アラフォーに差し掛かって内海は故障も増え、結果を出さなければ危うい立場だ。かねて現役引退後はコーチとしての巨人復帰が取り沙汰されているが、今や西武にとっても欠かせない、手放せない存在となっている。 (塚沢健太郎)

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