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【神谷光男 スポーツ随想】清原Jr.は“非正規ルート” 慶応の合理的な育成システム「甲子園組かき集める必要なし」 (1/2ページ)

 そのうち神宮球場で「4番、ファースト、清原」の場内アナウンスが聞かれるかもしれない。西武、巨人などで通算525本塁打のスラッガー、清原和博氏(53)の長男、正吾(慶大1年)が神宮デビューを飾った。

 新人戦にあたるフレッシュトーナメントで全3試合中2試合に出場。法大との決勝では「7番・指名打者」でフル出場したが、2試合ともノーヒットに終わった。

 186センチ、90キロの堂々たる体格。慶応幼稚舎(小学校)3年から野球を始め、中学ではバレーボール、高校ではアメリカンフットボールと回り道して、大学からまた野球に戻った。当初は「3年くらいからレギュラー争いをしてくれれば」と思っていたという堀井監督は、「スイングの鋭さ、パワー」を見抜いて新人戦に抜擢した。

 とはいえ、いくら小学生のとき基本を身につけたとしても、成長期に6年も離れていたら素人同然。そんな選手が神宮の公式戦に1年から出場した例はないという。よほど父親譲りの野球の才能を持っていたのだろう。

 「さすがに清原氏の息子だ。急いでデビューさせなくとも2年、3年になれば必ず芽を出してレギュラーに名を連ねる選手になると思うが、そこは慶応らしく、そつなく、さりげなくスポーツマスコミに話題提供した感じもする」と、東京六大学野球関係者は言う。

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