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競泳・萩野公介が現役引退、燃え尽きた競技生活 リオ金銀銅メダリスト、近年は故障に苦しむ

 現役を引退することが25日までに明らかになった日本競泳のエース、萩野公介(27)=ブリヂストン。2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルなどの活躍の後、近年は故障や体調不良で苦しんだ。失われた王者のイメージを追いかけ、燃え尽きた競技生活だった。

 栃木県作新学院高3年だった12年のロンドン五輪に初出場し、400メートル個人メドレーで銅メダル。13年日本選手権で5冠、14年アジア大会(韓国・仁川=インチョン)は4冠で大会最優秀選手に輝くなど万能スイマーとして活躍した。リオ五輪は400メートル個人メドレーで頂点に立ったほか、200メートル個人メドレーで銀、800メートルリレーで銅のメダルを手にした。

 順風満帆だったが大会後にプロに転向すると競技人生は暗転した。右肘の手術や肝臓の数値が悪化して入院するなどしたことから長期の不振に陥り、19年は一時休養して日本選手権を欠場。世界選手権代表入りも逃した。

 それでも懸命に持ち直し、1年延期となった東京五輪の代表に入ったが、200メートル個人メドレーで6位だった。3大会連続の表彰台には届かなかった。

 「(東京五輪前に)引退した方がいいと思うこともあった。でも、つまずいても立ち上がって、また前を向いて頑張る。そういうことも大事なのかな」と話していた。今後は未定。大学院進学などを検討しているという。

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