ロッテ待望の主砲、金泰均は「500のあだ名持つ男」

2009.11.17


ロッテ待望の主砲、金泰均。背番号はハンファでつけていた「52」に。日本での愛称は?【拡大】

 WBC韓国代表で主砲を務め、ハンファからFAでロッテ入団が決まった金泰均内野手(27)。かつてロッテにいた「国民的打者」の巨人・李承ヨプ内野手(33)とは違い、母国では数々の珍妙なあだ名で呼ばれるお茶目なキャラクターだ。

 金泰均は16日、千葉市内で入団会見。日本でのプレーを夢見てきただけあって、流暢な日本語で「初めまして。キム・テギュンです。チームのために頑張りますので、よろしくお願いします」とあいさつした。会見後は千葉マリンで秋季練習に汗を流す新たな仲間を表敬訪問。見学に訪れていたファンから拍手を送られ、「ファンも選手のみなさんも温かく迎えてくれた。これで安心してプレーできる」と笑顔を見せた。

 待望の長距離打者。ロッテはFA宣言した当日、破格の条件で電撃契約に成功した。契約金1億円、年俸1億5000万円プラス出来高5000万円の3年契約。総額7億円もの巨費を投じた4番候補に、西村監督も「来季一番の補強。本当に素晴らしい打者を獲ってもらった。まだ若いし研究熱心。日本で長くやれる」と太鼓判を押す。

 今春のWBCでは出場辞退の李承ヨプに代わって代表の4番に座ると、3本塁打11打点で一塁のベストナインを獲得。チームの準優勝に貢献してスター選手となったが、日本の「ON」級に神格化された扱いの李とは、ファン層がかなり異なる。

 金泰均は人呼んで「世界で最も異名の多い男」。その一挙手一投足が注目され、インターネット上で新たな名前がつけられてきた。1試合4三振すれば「金呆然」(和訳、以下同)、股間に打球が当たれば「金インポ」、教訓を得て股間に防具を入れれば「金シールド」、走塁中に転べば「金ズッコケ」、女子アナの結婚報道に落ち込めば「金失恋」、髪型が変だと「金カツラ」−。一説によれば、こうしたあだ名は500にも上るとされ、今年6月にはハンファ球団が200余の愛称をちりばめたTシャツを販売している。

 金泰均本人にこの日、お気に入りの愛称を聞いたところ、「私の異名はたくさんあるが、いいものも悪いものもある。好きなのは『金疾走』。見ての通り体が大きくて動きが遅いと思われるが、この名前だと速くなれる気がする」と答えてくれた。日本ではどんなあだ名で呼ばれることになるか。(笹森倫)