ヤクルトV奪回の鍵は長嶋ジャパン FA藤本と入団交渉

アテネ五輪代表が4人に

2009.11.24


2004年アテネ五輪で長嶋ジャパンの一員として活躍した藤本(AP)【拡大】

 ヤクルトが長嶋ジャパンの団結力で9年ぶりのV奪回を目指す。

 ヤクルトは20日に阪神からFA宣言した藤本敦士内野手(32)と入団交渉。2年契約を提示された藤本も入団に前向きで、近日中にも決まる見込みだ。

 これでヤクルトは、2004年アテネ五輪に出場した長嶋ジャパンのメンバーが、主将だった宮本慎也内野手、石井弘寿投手、昨年横浜からFA入団した相川亮二捕手に加え、藤本で4人目。

 藤本は、同五輪準決勝の豪州戦で左腕ウィリアムス(阪神)に対し、中畑清監督代行が「なんで左対左で代打を出さないんだ」とヤリ玉に挙げられた時の打者だった(結果は二ゴロ)。

 長嶋ジャパンは初のオールプロとして各球団から2人ずつが選ばれ、結果は銅メダルに終わったものの、毎年オフにはイベントを開催するなど、歴代代表の中でもナンバーワンの団結力を誇っている。

 宮本は「ウチに入れば守備は一番うまい。守備力はアップするし、他の選手に刺激になると思う」と高く評価。「自分が辞めた後に、チームの要になってくれると思うし、いい補強だと思う」と後継者に指名した。

 相川も「ボクがどうこう言えるレベルの人ではないけど、いい選手だと思う。チームにとって、機動力が使えて守れるというのは、すごくプラスになる」と期待。「また一緒にプレーできるなんて思ってもいなかった。ああいう経験をした人が1人でもいれば。あの時の仲間と一緒にプレーできるのはすごくうれしい」と歓迎した。

 またヤクルトは左肩を手術し、3年間1軍登板のない石井弘が来季は復活。藤本同様に、長嶋ジャパン組が大きな戦力となるのは間違いない。

 チーム内からは「小林雅(インディアンスを退団)もアテネ組だから獲ればよかったのに」とメンバー拡大の声もあがるほど。

 もっとも、小林雅は巨人入りが決定的。巨人も長嶋ジャパン組は木村拓が引退したものの、高橋由、小笠原、谷に加え、小林雅が入れば4人。やはり巨人を破らないと優勝はみえてこないということか。