雄星わずか4日で新フォーム完成 17日ヤクルト戦登板予定

2010.03.15


工藤(左)とキャッチボールを終えて苦笑いする雄星。その余裕はどこから来るのか【拡大】

 2カ月以上も投球フォームで悩んでいた西武・菊池雄星投手(18)の新フォームが、わずか4日でほぼ完成した。

 初登板(9日の巨人戦)でセットポジションからの制球が定まらず、2回3失点に終わった雄星はその2日後、腕を下げてテークバックを大きくとる昨年センバツ時の投球フォームに戻すことを決断。14日はブルペンで144球を投げ込み、雄星は「すごくよかったと思います。だいぶいい感じになってきた。最終段階に入った。これからフォームは微調整するだけ」と胸を張った。

 途中からは右目に自打球を当て眼窩底骨折で調整中の、おかわりくんこと中村が打席に立ち「ナイスボール」「今のいかれるよ。レフト場外だ」などと声をかけられる場面も。雄星も「前より良くなっていると言われました。顔に当てないように気をつけました」と余裕のコメント。キャンプからフォームの試行錯誤を繰り返したのが、たった4日で完成したのでは、今までは何だったんだとなりかねないが、精神的な部分も相当左右しているようだ。

 実際に端から見ても、テークバックが極端に大きくなったこともなく、たいして変わっていないようにも見える。それでも小野2軍投手コーチは「フォームは変わっている。こちらとしては、どうなったら良くなるか。やるだけなんで」と説明。いい方向へ改善されているとみている。

 次回は17日に教育リーグのヤクルト戦(西武第2)で中継ぎとして登板予定。渡辺監督や首脳陣も視察予定で、御前試合となる。

 登板日は開幕1軍メンバーを連盟に届け出る締め切り日。14日、中日戦の試合後に渡辺監督は「今日かなり絞り込んだ」と明かし、その中に雄星の名前は入っていないようだが、新フォームで首脳陣を困らせるような完璧な投球をみせたいところだが…。(塚沢健太郎)