20日の対ロッテ戦、楽天は球団創設6年目で初めて東京ドームで主催試合を開催した。チケットは完売、試合も首位のロッテに8−2で快勝と、万々歳の結果に終わったが…。
「楽天お客様感謝祭」と銘打たれた試合の観衆は、球団史上最多となる4万421人と発表された。しかし、これにはカラクリが。プレーボール直後の午後6時8分には全席完売となったが、ある球団関係者は「半分どころか、ほとんど招待券です。客を入れて盛り上げろ、ということです」と証言する。楽天本社のお得意様に対して自由席を中心に大量の招待券がバラまかれていたのだ。
そのため、試合開始2時間前(午後4時)の時点で、招待席に割り振られ、もともと数が少なかった指定席B(2000円)、内野、外野自由席(1500円)、2階自由席(1000円)は完売。それを知らずに、普段と同じ感覚で当日券を求めたロッテファンらは、5500円の指定席Sか、4000円の指定席Aを購入せざるを得ない状況となった。
ところがチケットは完売でも、招待券をもらっても来なかった人もたくさんいたため、2階席は6〜7分の入りで三塁側の左翼席寄りはガラガラ。1階左翼席寄りの内野自由席も空席が目立った。これでは高額なチケットを買わされるハメとなったロッテファンは、だまされた気分だったのではないだろうか。
始球式にはメジャー通算303勝のランディー・ジョンソン氏が登場し、バックネット裏席には石田純一、東尾理子夫妻、貴乃花親方夫妻、片岡鶴太郎、秋川雅史、つんく、モーニング娘。らが居並ぶ豪華版。ナゼか野村克也名誉監督は呼ばれなかったが、改めて三木谷球団会長が派手好きなことをうかがわせた。
試合後、三木谷会長は「勝ってよかったね。(東京ドームで)来年もやります」と“イベント”大成功にご満悦。今に始まった話ではないが、楽天が球界の常識とはかけ離れていることを象徴する試合となった。(塚沢健太郎)

