「知らん、知らん。向こう(西武)に聞いてくれ!」。2日の西武戦(西武ドーム)に0−3で敗れたオリックス。岡田彰布監督(52)にとって、弱り目にたたり目とはこのことか。首位が日替わりのパ・リーグにあって、西武に首位奪回を許し、チームはクライマックスシリーズ(CS)進出が厳しくなった。
前日(1日)は、レギュラー遊撃手の大引啓次内野手が1回裏の二塁ベース上で走者の西武・佐藤友亮外野手と交錯し、左足小指を痛めて交代した揚げ句に完敗。大引は登録抹消には至らなかったが、一夜明けたこの日はベンチを外れて帰阪した。試合前、オリックスの球団関係者は「妙な空気が流れている。乱闘とかにつながらなければいいが」と肩をすくめていたほど。
ところがフタをあけてみれば、0−0で迎えた6回、因縁の佐藤に三塁線を破る決勝二塁打を食らう始末。さらに7回の攻撃では、大引に代わって先発した山崎浩が左足に死球を受け、ベンチ裏へ直行。この時点でベンチに残っていた内野手は金子圭1人。ナインが青くなって見守る中、山崎浩は足を引きずりながら再登場し、結局フル出場を果たした。2日続けて内野手を“破壊”された経緯があっての冒頭の岡田監督の怒声だった。
一方、西武の佐藤は、試合前にオリックス首脳陣に謝罪。試合後も「わざとではないとはいえ、大引君にけがをさせてしまったのは申し訳ない。けがをさせてはいけません」と平身低頭だったが、グラウンド上ではきっちり勝負強さを見せた格好だ。
