保険営業マンとして活躍!“新人王”に輝く

★元ロッテ、保険会社「メットライフアリコ」宇都宮エイジェンシー勤務、澤井良輔さん(33)

2011.12.28


今月、高崎市で行われたチャリティー野球大会に澤井さんも参加。現役さながらの打撃を見せた【拡大】

 銚子商時代に強打の内野手として甲子園を沸かせ、ロッテでも千葉のファンから人気が高かった。現在は栃木県宇都宮市に居を移し、保険会社「メットライフアリコ」の営業を務めている。スーツ姿がよく似合う営業マンに変身し、入社1年目の昨年は同社の“新人王”にも輝いたそうだ。(聞き手・米沢秀明)

 BCリーグ群馬にいるとき、知人を通して知り合ったのが宇都宮エイジェンシーオフィスの責任者、愛木執マネジャー。2009年に群馬を退団し、何をしようかと考えたとき電話をしました。

 実はロッテ退団のときも、野球を離れて飲食店の仕事をしたいと思ったこともありました。しかし、クラブチームや野球解説の仕事などに誘ってもらったこともあり、その後も野球に携わってきたのですが、そろそろ区切りをつけた方がいいとも思っていました。嫁さんと話して、2人で宇都宮に引っ越すことを決めたのです。ロッテ時代の遠征や契約更改で着たスーツはもう入りませんから、新調しました。

 出社初日は10年の正月。オフィスに入ると、ネクタイを締めた社員がもう仕事をしていました。「かっこいい」と思いました。今まではジャージー姿で「ウースッ」という世界でしたから。すぐに研修が始まり、東京で1カ月間、保険法やコンプライアンスなどの勉強をしました。正直言って「ついていけるかな?」というのが感想でした。しかし、高校の野球時代の仲間や先輩が東京のオフィスにいて、声をかけてくれたので気持ちは楽になりましたね。

 本当に大変だったのは、実務に入ってから。2月から宇都宮での仕事が始まりましたが、同月の前期は1件も契約を取ることができません。研修通りのやり方だけではうまくいかないと気付き、もう少し自分らしく、フランクに営業をした方がいいのではないかと思いました。

 すると同月後半の2週間で17件の契約が成立しました。上司の石川克自プレーイングマネジャーの厳しい指導の下、お客さまと家族ぐるみで長くお付き合いする仕事を勉強しています。入社当時はうまく保険の説明ができなかったのですが、皆さんに協力してもらいました。高校時代、センバツで知り合ったスポーツ紙のカメラマンの方は「説明はよくわからないが、君が一番いいというプランに入るよ」と言ってくれました。

 1年目に社内のルーキー賞もいただきました。全国のオフィスで6人が表彰されたのですが、その中の1人になることができたのです。野球ではMVPのような個人賞をもらったことがなかったので、うれしかったですね。野球より、今の仕事の方がうまくできているかもしれません。

 ここまで来るには迷いもありましたが、人それぞれに最善の人生がもともと設計されていて、その道筋を歩いているもの。そう考えたら一喜一憂することがなくなりました。お客さまの人生設計を考える保険の仕事のおかげかもしれません。

 自信がない仕事でも、必ず最初は「やります、任せてください」というのをモットーにしています。あとで帳尻合わせに苦労することもありますが、はじめに元気を出した方がみんな気持ちいいじゃないですか。

 宇都宮は暮らしやすく気に入りました。ここに家を建て、ずっといい仕事をしていくのが今の目標ですね。

 ■さわい・りょうすけ 1978年3月9日、千葉県銚子市出身。銚子商時代は強打の左打ち内野手として活躍。3年時に春夏連続甲子園出場し、春は準優勝した。95年にドラフト1位でロッテ入団。00年にプロ初安打を放ち、02年には開幕レギュラーとなったが、故障に悩まされ05年退団。プロ通算90試合、打率・225、6本塁打、19打点。社会人クラブチーム「千葉熱血MAKING」、「サウザンリーフ市原」を経て、08年BCリーグ「群馬ダイヤモンドペガサス」のコーチ。11年から「メットライフアリコ」宇都宮エイジェンシーオフィス(宇都宮市馬場通り2の1の1)に勤務している。

 

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