元阪神投手がファンと球団の架け橋に!

★阪神タイガース広報部  中村泰広さん(33)

2012.03.16


大学の後輩でもある伊藤隼(中央)のサポートも、広報の大事な仕事だ【拡大】

 阪神の広報担当として、新たに球団に加わった中村泰広さん(33)は元投手。マウンドを降り、今度は7年連続して12球団最多の観客動員を誇る人気チームで、ファンと選手をつなぐ仕事に全力投球する。

 −−配属されて2カ月半。仕事には慣れた?

 「とにかく毎日が勉強です」

 −−2009年に現役引退してからは何を

 「昨年まで2年間、甲子園球場勤務で入場券販売を担当していました。阪神が勝って、お客さんが『あしたも来るわ!』とチケットを買ってくれたりして、選手時代よりもお客さんの声を身近に感じられました」

 −−ドラフト1位・伊藤隼は取材攻勢でした

 「本人も、人気球団でマスコミの数が多いのはわかっていたと思います。でも、野手のドラ1は久しぶり。本人も『予想以上に報道陣が多いな』と感じているかもしれない。僕は大学(慶大)の先輩でもありますし、何かあればサポートしたいと思います」

 −−8年前の鳥谷内野手のときに似ている?

 「僕は投手だったので動きが違いましたが、報道陣の数は隼太以上だったかもわかりませんね。人気球団のドラフト1位が注目されるのは仕方ないこと。僕らが支えてあげられれば」

 −−日本ハム在籍経験もあるが、注目度に違いは

 「日本ハムも毎日、熱心なファンが来ていました。でも阪神は世間の注目度がすごく高い。選手がマスコミを通じ、メッセージを発信するのは大切。注目が高くなるほど対応に労力を使いますから、選手の負担を少しでも軽くなる環境を作っていきたいです」

 −−1年間チームに帯同するのは大変

 「選手時代はもちろん、球場勤務もナイターでは夜が遅かったので、妻も理解してくれています。常にチームと一緒に行動するなかで、あの、勝ったときの喜びをまた味わいたい。選手と一緒に何度も喜べたらいいですね」

 ■なかむら・やすひろ 1978年9月19日、奈良県橿原市生まれ。郡山高から慶大、日本IBM野洲を経て2002年のドラフト4位で阪神に入団。左腕から投げ込む140キロ台の速球とスライダーを武器に、06年7月12日の広島戦でプロ初先発初勝利を挙げた。07年オフにトレードで日本ハムに移籍し、09年現役を引退した。実働5年で3勝2敗1ホールド。阪神甲子園球場職員を務め、今年1月から阪神球団職員となり現職。

 

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