球春到来!また始まる野球界番付の準備

2012.03.28


20枚目の番付発行に感慨深げな塩村代表【拡大】

 今年も「日本野球界番付」が、プロ野球開幕前に無事に発行された。刷り上がった20枚目の番付を手にした「日本野球界番付社」(大阪市北区)の塩村和彦代表(51)は、「1年も途切れることなく、よくここまで続けられた」と感慨深げに話す。

 事実、番付発行が危ぶまれた時期があった。

 2000年秋、塩村代表が、くも膜下出血で倒れ生死の境をさまよった。大きな後遺症もなく奇跡的に回復したが、翌01年の番付はとても発行できる状況ではなかった。例年なら2月前後に大阪市内にあるホテルの会議室で約30人による番付編成会議が約5時間にわたって開催されるが、病みあがりの塩村代表の体力に不安がある。このため、親しい知人数人が塩村代表が経営する印刷会社の会議室で、細々と編成会議を行った。

 「もう発行はできないと諦めかけましたが、やっぱり途絶えさせたくないと思った。倒れたのが秋だったのも幸いしました。年明けだったら絶対に無理でしたから…」

 再び30人規模の番付編成会議が復活したのは04年。「年に1度の楽しみ」にしていた編成委員たちは4年ぶりに再会し、再開を喜びあった。

 そんな苦難を乗り越えての20周年。塩村代表は万一の場合に備えてブレーンを強化して、半永久的に番付発行ができる体制を整えている。

 「野球界番付は年1回の発行だから続けられたと思います」

 プロ野球公式戦は、いよいよ30日に開幕。すでに来年の番付発行の準備が始まっている。(格清政典)

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 野球界番付の詳報は、記者の公式ブログ「フジステ通信」(http://pombashi.iza.ne.jp/blog/)で紹介しています。番付はジュンク堂大阪本店、池袋本店などで1部200円で販売。問い合わせは日本野球界番付社(電話06・6351・5146)まで。

 

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