甲子園ネット裏の名物おじさんを直撃!高校野球が大好き

★高校野球を春夏全試合観戦する“ラガーさん”

2012.08.08


ラガーさん【拡大】

 夏の全国高校野球選手権はあす8日開幕。1999年以降、甲子園球場のネット裏最前列に陣取り、春夏を通じ全試合を観戦し続けている男がいる。黄色いキャップ、ラガーシャツというスタイルから、通称“ラガーさん”。ネット裏自由席を確保するため、大会期間中は球場の「8号門」前に野宿。何がそれほどまでに高校野球へ駆り立てるのか!? (聞き手・宮脇広久)

 甲子園のテレビ中継を見て「あの人は何者?」と疑問を持ったファンも多いのではないか。ネット裏は意外にも自由席。この席に続く8号門の前に徹夜で並ぶ高校野球ファンたちは、いつしか「8号門倶楽部」を結成。メンバーは約100人にも達する。

 −−倶楽部にはどんなメンバーが?

 「いつも黒いシャツやジャンパーを着て観戦する“ブラックさん”、智弁和歌山の試合は欠かさず智弁のユニホーム、帽子で応援する“智弁おじさん”は有名だね」

 −−ラガーさんは1999年以降全試合を

 「1試合か2試合は、どうしても見たいという人に席を譲った。その他はほぼ全試合見ている。それ以前も、大会期間の半分は見たりしていた」

 −−職業は

 「都内で父の代からの印刷業を手伝っている。期間中は姉と、旦那さんに任せっきり」

 −−家族はなんと

 「“そのパワーを別のことに使え”といわれてきた。今年1月、しょっちゅうけんかしていた父親が亡くなったときはこたえたね」

 −−それでもやめられない

 「ガキのころから高校野球が大好きで、ここまできちゃった。三塁側ベンチのチームが負けて、泣きながら目の前を通って一塁側の通路へ歩いていくのを見ると、思わず“来年も来いよ!”と声をかけてしまう」

 −−大会期間中は野宿

 「特別自由席の大会期間中の通し券を買うけど、席は早い者勝ち。夏は海水浴で使う折りたたみベッドの上に段ボール、バスタオルを敷いて寝る。蚊取り線香や虫除けスプレーは倶楽部の仲間で一緒に使う。センバツは寝袋」

 −−一番キツいことは

 「最前列は直射日光が当たるから、夏の暑さかな。それと雨は困る。カッパは視界が狭くなるから嫌い」

 −−いつまで続ける?

 「ぶっ倒れるまでやりたい。いつかは体力的に行けなくなる日が来るだろうけれど。今大会も、ラガーシャツは1試合ごとに変えているから注目してよ」

 ■らがーさん 本名は善養寺(ぜんようじ)隆一。1966年8月13日、東京都豊島区生まれ、45歳。中学時代は野球部に所属し左投左打で9番ライト。都立文京高時代から高校野球観戦熱は高まるばかり。黄色い帽子とラガーシャツがトレードマーク。都内在住。独身。

 

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