阪神、生え抜き正捕手いずこ… ドラフトは不発続き

2013.10.27

 24日のドラフト会議で大阪桐蔭高・森友哉捕手(17)を指名できなかった阪神は、代わりに4巡目で福岡大・梅野隆太郎捕手(22)を指名した。

 球団幹部の1人は「シミュレーションでは、梅野はもっと上の指名で消えるはずだった。残っていたのは幸運」と感想をもらしているが、どうも慰めにしか聞こえない。

 在阪スポーツ紙の梅野評は、〈今年7月の日米大学野球では日本代表の主将。強肩に加えて長打力が魅力の打てる捕手〉と例によって威勢はいいものの、額面通りに受け取れないのは長いドラフト史が証明する。

 現に阪神は昨年も同じ4位指名で、即戦力と評判だった西濃運輸・小豆畑眞也捕手を獲得しており、普通なら今年は大学や社会人の捕手の指名は見送るはず。

 「それができなかったのは、小豆畑に近い将来レギュラーになるメドがつかないからではないか。確かにどの球団も正捕手を作るのに苦労しているが、特に阪神には失敗例が目立つ」とOBで評論家の1人は嘆く。

 実際、近年の正捕手を見ても矢野−城島−藤井彰と、ずっと移籍組に頼りっぱなし。その間もアマ球界では名の知れた捕手の獲得を続けてきたが、不発に終わっているのは以下の例でも明らかだ。

 智弁和歌山高・中谷仁(1998年入団)、法大・浅井良(2002年)、松下電器・岡崎太一(05年)、智弁和歌山高・橋本良平(07年)、関学大・清水誉(同)、福岡工大城東高・中谷将大(11年)−。

 このうち今も阪神に在籍しているのは岡崎、清水、中谷将の3人だが、既に中谷将は野手に転向している。

 「そもそも問題はスカウトの眼力か、それとも育て方が悪いのか。せめて責任のなすり合いだけはやめてほしいけど」とも先のOB。待望の生え抜き正捕手は、いつまで待てば現れるのか。 (スポーツライター・西本忠成)

 

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