楽天の田中との交渉が解禁になった26日(日本時間27日)、ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は「ヤンキースは田中を全力で獲得すべきだ」と強い論調を展開した。
ニューヨークの主力メディアがここまで日本人選手の獲得を推すのは珍しい。「キューバのセスペデスやダルビッシュ有など最近話題になった海外の有力選手はすべて大当たりした。過去に日本人選手で煮え湯を飲まされたが、この冬は、最も優秀な投手を是が非でも獲りにいくべきだ」
ヤンキースは今オフ、マキャン捕手、エルズベリー外野手など球界のエリート選手を相次いで獲得し、3億ドル(約312億円)を使った。これに田中の獲得資金1億ドル(104億円)を加えると、贅沢税を払わないですむ総年俸1億8900万ドル(約197億円)以内は不可能になる。
だが、同紙は「今、田中を確保することは今後10年間のための基礎固めにもなる」と主張している。
また、関係者によると代理人をケーシー・クロース氏に決めたことが分かった。同氏はヤンキースの主将ジーター内野手、テシェイラ内野手らを担当している。