熊崎新コミッショナーはNPBの問題解決できる? 「縦割り的なところ緩和したい」

2014.01.08


熊崎勝彦コミッショナー【拡大】

 6日、東京・港区芝の新事務局で日本野球機構(NPB)が仕事始め。1日付で就任した熊崎勝彦コミッショナー(71)は初仕事として職員にあいさつしNPBの抱える問題点を指摘した。

 「事務局は専門的なことは一生懸命やっているが、縦割り的なところがある。隣のやっていることがわからない。日本的な社会の特徴の一つでもあるが、縦割り的なところをなるべく緩和したい。専門化だけでなく、オールラウンドに」

 的確な指摘だ。最たるものが新設された常設の侍ジャパンプロジェクトチームだ。自分たちだけですべて抱え込んでいる。セクションごとに内部競争が必要な場合もあるし、いちいち情報公開はできないだろうが秘密主義が目に余る。侍ジャパンの常設化で莫大な収益を公約しており、やる気満々なのはわかるが、専門化の弊害だろう。

 「1人で抱え込まないで、悩まないで上司に、私に相談してほしい。現場とともにやっていく。知恵を出し合おう」。熊崎コミッショナーがこう強調したのも、根来、加藤氏ら歴代コミッショナーの元で同顧問を務め、NPBの実態を把握しているからだろう。

 NPB内部にとどまらず、新ポスティングシステム問題でスッタモンダした大リーグ機構(MLB)、労組・日本プロ野球選手会(嶋会長=楽天)との関係にも言及。

 「新ポスティング協定は順守していくが、長期的に見た問題点を踏まえて継続して方向性を議論する必要がある。担当者が頑張っているのは知っているが(MLBと)パートナー的な関係を築くには対応力の強化が必要だ。選手会との信頼関係の構築もある。一つの野球界なのだから野球界全体の統一が大事だ」

 指摘はもっともだが、あとはどこまで実行できるかだ。「私がMLBで相手をするのはセリグ・コミッショナーだけ」。こういい切り、下界に降りてこなかった元外交官の加藤前コミッショナーと違い、検察時代からの現場主義をアピールする新コミッショナーの有言実行が問われる。 (江尻良文)

 

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