日本ハム・二岡 泣くに泣けない2軍寮食堂 引退会見場はあまりに暗く

2014.01.11


現役引退を表明した二岡【拡大】

 日本ハムから昨年10月に戦力外通告を受けた二岡智宏内野手(37)が9日、千葉・鎌ケ谷市の同球団2軍施設で引退会見を行った。巨人時代から勝負強い打撃と守備でファンを沸かせた男に用意された最後の舞台は、2軍寮の食堂に急きょ作られた、あまりに簡素な会見場だった。

 「昨シーズンを持ちまして、現役を引退することに決めました。巨人で10年、日本ハムで5年。野球人生を全うできました。ありがとうございました」

 打席での姿さながらに感情を表に出さず心境を語った。「清原(和博)さんからは『泣けよ』といわれていたけど涙は出ないですね。(会場が)あんまりにも暗い雰囲気だったから、逆にね」

 二岡の言葉通り、用意された会場は、机を端に寄せただけの食堂内。巨人時代は不動の遊撃手として活躍。2000年9月24日、中日との優勝決定戦(東京ドーム)で放ったサヨナラ本塁打を皮切りに、07年に自己最多の83打点を挙げ、翌08年には巨人軍第15代選手会長に就任。日本ハムでも代打の切り札として2度のリーグ優勝に貢献。

 そんな華麗な球歴を誇る男の最後の舞台に、周囲から「こんなところでいいのか」と疑問の声があがり、ある巨人OBは「彼がデビューしたころは、まさかそんなところで終わるなんて思いもしなかった」と惜しんだ。

 光に満ちた野球人生が暗転したのが、2008年7月のタレント・山本(現中西)モナとの不倫スキャンダル発覚だった。都内のラブホテル街での密会が報じられると、このオフ限りで日本ハムへトレードで放出。新天地では両足の故障のためかつての走攻守そろったプレーは披露できなかった。

 この日は新人の入寮日。もしルーキー時代の自分に声を掛けるなら?

 「うーん…。無理をするなとはいいませんね。自分らしくやればいいよっていいたいかな」

 バットマンは、ほの暗い食堂の片隅で現役生活を締めくくった。 (片岡将)

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!