楽天・松井裕、則本式で大成功 星野監督「ここまでいいとは」

2014.02.25


村田から三振を奪った松井裕が、マー君ばりの“吠えポーズ”を決めた【拡大】

 楽天のドラフト1位左腕、松井裕樹投手(18)=桐光学園高=が、実戦デビューとなった23日の巨人とのオープン戦(那覇)で先発し大化け。昨季同じ登竜門をくぐり、日本一に貢献し新人王に輝いた先輩右腕・則本の再現なるか。

 2回25球を投げ無安打無四球無失点。強力打線を相手に堂々の投球だ。「緊張しました」。試合開始前の投球練習では力んで最後の1球が大暴投となったが、初球の直球でストライクを取り波に乗った。2奪三振の相手は主力級。村田は宝刀スライダーの独特な軌道に「2段階来るような感じ」と驚き、坂本も「プロでもあまり見ないようなキレ」と評価した。

 昨秋ドラフトで5球団競合の大型新人。今キャンプではフリー打撃に登板して50球中22球がボールになるなど制球に苦しんできた。この日のデビューには首脳陣の間にも「時期尚早」と異論があったが、星野監督の意思は揺らがず。前日22日には佐藤投手コーチがブルペンで投球フォームの突貫工事を行ったが、何より大きかったのは「試合のある日は朝から入ってますね」と自ら語る、実戦モードに切り替えた“スイッチ”だった。

 星野監督は「ここまでいい球を投げるとは。四球の1つや2つ出すかと思ったが。やっぱり場慣れしているというか。キャンプから言ってきたが実戦派だな」と大喜び。期待の新人を注目度の高い巨人戦でデビューさせ、潜在能力を引き出す手法は、ちょうど1年前にも使った。ドラフト2位の則本を先発させたところ、巨人1位の大物ルーキー菅野を上回る好投。開幕投手に抜擢すると15勝を挙げ、日本シリーズでも獅子奮迅の活躍を見せた。

 松井裕は「走者を出さなかったので70、いや60点ですね」と初々しく自己採点。それを聞いた指揮官は「まだ40点もあるのか」と伸び代の大きさに声を弾ませ、先発ローテ入りも「可能性は十分にあるよ」とニンマリ。

 内容次第ではプロでやっていく自信を失いかねない、重圧がかかる舞台にあえて新人を送り出した勝負師は、2年連続で大きな賭けに勝利。昨季24勝0敗の田中が米大リーグに移籍し、大黒柱を失った楽天先発陣に光が差してきた。 (笹森倫)

 

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