阪神・大和、守備力は球界NO・1 イチローをも上回る

2014.05.29


大和は今の両リーグでNO・1の外野手だ【拡大】

 交流戦に入り、普段あまり目にしないチーム、選手を見る機会が増えたファンの方々も多いことでしょう。今回は、僕の目から見た「本当にうまい外野手」を紹介したいと思います。

 イチオシは、大和(阪神)です。打球に対する反応の早さ、落下点に入るスピード、捕ってから投げるまでの速さ、どれを取っても素晴らしい。今の球界でNO・1だと思います。

 ファンの皆さんは「名外野手」というと、イチロー(ヤンキース)を思い浮かべる方が多いでしょう。もちろん非常にうまい外野手ですし、肩の強さは抜群です。ただ、僕の目から見ると、ややスローイングが大きく、また、滑り込まなくても間に合う打球に対しリスクの高いスライディングキャッチをしているケースがあります。

 一方で大和は、捕る動きの中にも投げる動作が含まれている感じ。捕ってからホームへ送球し捕手が捕るまでの時間を計ったら、イチローより速いと思いますよ。

 大和に続くのは、糸井(オリックス)と陽岱鋼(日本ハム)。抜群の身体能力の持ち主で、守備範囲はすごく広いです。ただ、あえて厳しく言わせてもらうと、2人とも最近守備力がやや落ちてきていると思います。一生懸命に追っていない姿が時々見えたりして、意識が打撃中心になっているのかな、と思わせるところがあり、残念です。

 両リーグのベスト3を選ぶとすれば、セが大和、丸(広島)、平田(中日)。パが糸井、陽、秋山(西武)でしょうか。

 そのほか、荒波(横浜DeNA)の積極性は買えますし、今季から外野にコンバートされた梶谷(同)には大きな伸びしろがあって、慣れてきたらすごいプレーヤーになると思います。

 松本哲(巨人)も、ダイビングのスーパーキャッチを度々見せますが、半面、場面を考えずに無理に飛び込み、打球を後ろにそらしてしまうことがあるのは気になります。

 外野手はリスクを背負ってはいけないと思います。捕れると思う打球はダイレクトに捕りにいけばいいし「どっちかな」と迷うくらいならやめた方がいい。一か八かで飛び込んでいいのは、捕れなければサヨナラ負けというような極端な場面に限られると思います。

 派手でなくとも、難しい打球を簡単に捕ってみせ、味方に安心感を与えることも技術のうちです。

 試合前のシートノックには、チームカラーがはっきり表れるものです。僕が見たところでは、今は広島とオリックスの真剣度が高く、そういう所は試合にもきっちりつながります。ファンの方々にも、一見地味な外野手に目を向けていただき、また試合前のノックにも注目していただけたら、意外なおもしろさが発見できると思います。

 ■飯田哲也(いいだ・てつや) 1968年5月18日、東京生まれ。千葉・拓大紅陵高から86年ドラフト4位でヤクルト入団。91年から外野で7年連続ゴールデングラブ賞受賞。強肩とフェンス際の驚異的なスーパーキャッチでファンを魅了した。他に盗塁王1回、ベストナイン1回(いずれも92年)。2005年楽天に移籍し、翌06年限りで現役引退。07年に古巣ヤクルトに2軍外野守備走塁コーチとして復帰し、08年から1軍担当、13年限りで退団した。プロ入り以来ユニホームに袖を通さないのは今年が初めての評論家1年生。

 

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