DeNA・山口、守護神失格も7年ぶり先発で勝利 豊富な球種で生まれ変わった

2014.06.03


先発転向して今季初勝利をあげた山口(右)は中畑監督の祝福を受けた【拡大】

 通算111セーブを誇り昨季まで年俸1億円を稼いでいた男が、“守護神失格”の烙印を押され屈辱の配置転換。横浜DeNA・山口俊投手(26)が1日のロッテ戦(QVC)で2007年9月以来7年ぶりに先発し、6回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。

 「正直言って、僕自身抑えというポジションにプライドを持ってやっていました。悔しいという気持ちは、もちろんあります」

 試合後に口にした言葉は偽らざる本音だろう。

 昨季は股関節痛など故障もあって、わずか7セーブ、防御率5・40の不振。そして「ソーサと守護神の座を争ってほしい」(中畑監督)と期待された今季の出足は、さらにひどかった。

 150キロを超える速球を持ちながら、緊迫した場面になるほど力み制球が乱れる。4月2日の巨人戦ではわずか2/3回で5安打&押し出しを含む2四球で6点を失った。

 5月5日に出場選手登録を抹消された際、指揮官から「先発として1軍に戻ってくるつもりで準備してくれ」と最後通告を突き付けられた。

 しかし、先発転向が思わぬ副産物を生んだ。1イニング限定のリリーフでは「緩い球で1発を食らうと悔いが残る」という思いから、球種を速球、フォーク、スライダーの3つにほぼ限定、単調になりがちだった。が、この日は110キロ台のカーブ、シュート、2軍調整中に磨いた新球スプリットも交え、相手を幻惑。MAX148キロに抑えた速球も、緩急の差がつき効果的だった。

 先発となると打席に入る機会も増える。この日は2打数無安打だったが、高校時代は打撃でもプロから注目された。今も打撃練習では身長187センチ、90キロの巨漢から左翼席中段へ、ブランコ級の打球を連発する。

 「これから第2の野球人生が始まるくらいの気持ちでやりたい」という右腕。まだ若いだけに、先発として意外な大物に化けないとも限らない。 (宮脇広久)

 

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