日大鶴ヶ丘をV導いた崖っぷちナイン サヨナラ打・中里、力投・小林、好捕・国生大会直前まで“ベンチ外”

2014.07.30


殊勲打の中里【拡大】

 28日の全国高校野球選手権西東京大会の決勝で東海大菅生に2−1でサヨナラ勝ち、6年ぶり3度目の甲子園出場を決めた日大鶴ヶ丘。立役者は大会前までベンチ入りすら厳しかった“崖っぷち”の球児たちだった。

 1−1の同点で迎えた9回2死一、二塁。中里雅哉外野手(3年)の打球が左前に転がる間に二走が生還。背番号「14」が殊勲のサヨナラ打だ。

 「サヨナラの瞬間は周りの音が入ってこなかった。何が何だか覚えてない。打ったのは直球なんですけどコースは分からないです」

 中里は昨秋の県大会ではベンチ外。春季大会では背番号「20」を背負った守備要員だった。

 「秋に外されたときは悔しいという思いでいっぱい。自分ができるのは、フライやライナーを球際まで粘ってアウトを重ねていく守備と犠打です。メンバーに入るためにできることを磨いてきました」。自分の長所を伸ばし、大舞台でその成果を発揮した。

 この日先発の小林晃大投手(3年)も春まではベンチ外。決勝のマウンドには背番号「11」を背負って臨んだ。

 「春まではメンバーから外れて悔しいという気持ちと、このままじゃヤバイっていう気持ちで…。練習が終わってから自宅の周りを毎日10キロ走って下半身を鍛えました。おかげでこの1年で球速も10キロ上がって制球も良くなった。甲子園でも先発したいですね」と喜びを爆発させた。

 5回1死一、二塁のピンチで、右中間に飛んだ大飛球を好捕した右翼の国生将人外野手(3年)も、やはり昨秋にメンバーから外された1人だ。

 萩生田博美監督は「同学年を同じ位置で競わせることで、チームに危機感が生まれた。彼らのような選手が伸びないとチームに活力が生まれない。それにしても、本当によくやってくれた」。大会直前まで“崖っぷち”だった選手たちが成し遂げた大仕事に、感無量の面持ちだった。 (片岡将)

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。