二松学舎大付を決勝の呪縛から解き放った1年生トリオ 11度目挑戦で悲願の夏初出場

2014.07.30


3ランを放った今村。頼れる1年生司令塔だ【拡大】

 29日の全国高校野球選手権東東京大会決勝は、二松学舎大付が延長10回の死闘の末、帝京に5−4で競り勝ち夏の甲子園初出場を果たした。同校の決勝出場は実に11度目。これまで10度の挑戦はことごとくはね返されてきた。そんな悲劇の歴史を塗り替えたのは、怖いもの知らずの1年生の躍動だった。

 10回2死無走者。最後の打者が放ったゴロを二塁の三口英斗内野手(1年)がさばきゲームセット。6回途中から救援した大江竜聖投手と今村大輝捕手(ともに1年)のバッテリーを中心に歓喜の輪が広がった。

 市原勝人監督が「この大会は本当に1年生に助けられた」と振り返ったように、ルーキーたちのプレーが光った。

 準決勝の成立学園戦では9番に入った三口が先制の3点適時打で勝利に貢献した。

 この日も0−3の7回には1死一、二塁から今村が同点3ラン。その司令塔は1点リードの10回、大江にマウンドでジャンプさせ気持ちを整えさせた。「終盤になると投手は早く終わりたいと思ってしまう。投げ急ぐと制球も甘くなる」と冷静にサポートした。

 そんな女房役に助けられて大江は4回1/3で1失点の好投。「何だか夢を見ている感じ。これまで先輩方が決勝で10度負けていたことはもちろん知っていますが、あまり気にはならなかった」。負のジンクスにも重圧はなかったという。市原監督は「あの子たちは技術的にも優れているが、精神力が本当に強い」と強心臓に舌を巻く。

 「ベンチに入れなかった先輩の分もやります。それしかない」と今村。頼もしい1年生たちが、聖地でも旋風を巻き起こすか。 (片岡将)

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。