巨人・大竹が離脱 実は深刻 右肩「違和感」で済まない 菅野合流も再びローテ不安

2014.09.09


大竹の離脱で原監督も頭が痛い【拡大】

 巨人・大竹寛投手(31)の右肩が悲鳴を上げ、7日にシーズン最終盤で悪夢の戦線離脱となった。

 この日のヤクルト戦(神宮)の試合前、投手練習の輪に頼もしいエースが帰ってきた。右手中指の腱の炎症で2軍調整していた菅野が約1カ月ぶりに1軍合流。「今までチームに負担をかけていた分、しっかり取り返さないといけない」と語り、復帰戦となる阪神戦(甲子園)を見据えた。

 菅野の不在中は中継ぎをスクランブル先発させながら何とか首位を堅持。これでようやくローテが正常化するかと思われたが、入れ替わるように大竹がこの日、出場選手登録を抹消された。昨6日の同カードで先発したが4回途中71球で降板。初回に140キロ台だった直球が3回から130キロまで落ち込むなど身体に異常が発生したのは明らかだったが、球団はこの日「右肩の筋肉の違和感」と発表した。

 都内の病院で診断した結果が「違和感」ということはあり得ず、かえって事態の深刻さを示唆する。川口投手総合コーチは「肩だから空けないと。20日間くらいかかるかもしれない」と長期離脱を覚悟している。

 右肩は2010年に痛めた古傷だ。昨季まで所属した広島では中6日以上の“ゆとりローテ”で大事に使われてきたが、巨人では春先から中5日でフル回転。古巣関係者は「まじめな性格だし、1年目から期待に応えようと無理するだろう。自分からは言い出せないから周りがストップをかけてやらないと」と心配していたが、2ケタ勝利目前で悪い予感は的中してしまった。

 FA権利行使で巨人入りした投手が陥りがちなジレンマだ。中日から06年に加入した野口茂樹氏は、少ないチャンスをつかもうと左肩痛を押し殺して投げ続けた結果、選手生命を犠牲にした。一方でソフトバンクから12年に加入した杉内は、1年目に12勝をあげながら左肩痛でポストシーズンは全く登板せず。症状の深刻化を避ける“勇気ある撤退”だった。

 大竹は「大事な時期に離脱するのは悔しい。チームに迷惑をかけて申し訳ない」。この責任感が災いして“撤退”のタイミングが遅きに失していなければよいのだが…。 (笹森倫)

 

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