ソフト・秋山監督“能面采配”の妙 気負わせない、焦らせない“顔”で実践

2014.10.29


ソフトバンクの強さの秘密は、秋山監督の“表情”にある【拡大】

 本拠地に阪神を迎えての第3戦で、ソフトバンクが快勝。その秘密は秋山幸二監督(52)の“能面采配”の妙にあった。

 「選手はプレッシャーがなくて伸び伸びやっているように見える。いいんじゃないの」

 指揮官があっさりと振り返った試合は、絵に描いたような完勝劇だった。先発・大隣が7回無失点の好投。打線も1回に内川が価値ある先制の中越えタイムリーを放つと、6回には李大浩がダメ押しの2点適時打を中前へ。お祭り野球を展開した。

 一度乗せたら恐いホークスナイン。その長所が第3戦ではっきりと出た形だが、そこには選手をソノ気にさせる“スパイス”が隠されていた。日本シリーズの大舞台でも選手を必要以上に気負わせない、焦らせない手法。指揮官が“顔”で実践しているのだ。

 試合中のベンチで、秋山監督はその表情を変えることはメッタにない。ピンチでも泰然自若、イケイケの得点シーンでもちょっとだけ笑みを漏らすとすぐ能面のような表情に戻す。だから選手は指揮官の顔色をうかがうことなく、プレーに集中できる。

 「選手よりも秋山監督の方が自然体なんですよね。僕ら選手に絶対にプレッシャーをかけない。このチームには秋山監督のスタイルが合ってるのかもしれないです」(主力選手)

 日本シリーズ開幕前、秋山監督は「やるのは選手。監督は選手の後ろでいい。大事なのは選手。監督は感情を出さなくていいんだよ」と話していた。現役時代から変わらない無表情のスタイルは鷹ナインに重圧がかからない“能面効果”をもたらしているようだ。

 これで2勝1敗。シリーズ後に勇退する秋山監督のため、選手たちが念願する本拠地での日本一胴上げまであと2勝。一気に決める予感が漂ってきた。 (スポーツライター・梶原昌弥)

 

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