虎・鳥谷、日本人遊撃手の宿命“二塁手コンバート”は選手生命の危機

2014.11.07


メジャー移籍準備に入った鳥谷【拡大】

 海外フリーエージェント(FA)権を行使する意向の阪神、鳥谷敬内野手(33)がメジャー移籍準備に入った模様だ。2−3週間渡米して、現地で代理人の選定、大リーグ球団の施設チェックを行うという。

 鳥谷の大リーグ志向は早大時代からで、代理人には、松坂大輔(メッツ)のレッドソックス入りを担当した大物のスコット・ボラス氏の名前も挙がっている。獲得球団としては、ブルージェイズなどが関心を示しているとの情報もあるが、大リーグでの日本人内野手の評価は下がる一方。特に遊撃手で成功した例はない。

 最近では、西岡剛(阪神、元ツインズ)、田中賢介(レンジャーズ)、中島裕之(アスレチックス)らは期待されたような結果を出せなかった。日本ではいずれも走攻守揃った内野手だったが、大リーグでは肩や足などの身体能力で劣り、チャンスをつかめなかった。

 パワーとスピードで不利な日本人遊撃手は、渡米後すぐに二塁手にコンバートされるケースが目立つ。しかし、不慣れな二塁守備は非常に危険だ。メジャーの走者は日本より格段に荒々しく、背後からのスライディングを受ける場面が多いことから、急造二塁手はたちまち選手生命にかかわる故障をしてしまうのだ。

 ホワイトソックスに移籍した井口資仁(現ロッテ)が数少ない成功例の1人だが、井口はもともと二塁手で大きな故障をすることがなかった。日本では身体的パワーのある鳥谷だが、よほどの覚悟で二塁コンバートの練習を積まないと、ケガをするために米国にいくようなものだ。

 日本時間7日現在、鳥谷を取り上げる米マスコミはほとんどない。わずかに大リーグ移籍の可能性のある選手として名前を挙げられているのみだ。憧れは憧れとして、鳥谷が米国で成功するには非常に高いハードルが待っているといわざるを得ない。

 

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