FA戦線大迷走 引き金はオリ・金子のメジャー志望

2014.11.08


FA戦線の迷走は金子の“メジャー志望”が引き金になった【拡大】

 今オフのFA戦線が大迷走。超目玉だったオリックス・金子千尋投手(30)が、ポスティングシステムでのメジャー移籍の希望を表明したことが引き金となった。

 ソフトバンクは米メッツからFAとなった松坂に破格条件を用意している。だが「元平成の怪物投手」が松坂の厳しい現実だ。レッドソックスでメジャー1年目の07年に15勝、08年に18勝したのがピーク。その後は故障もあり4、9、3、1勝。メッツに移籍した13年は3勝、今季も3勝1セーブに終わった。

 甲子園を熱狂させ、西武で快投をみせた怪物の面影はなく、投球フォームも別人。そんな松坂へ本当に一部情報通りの「3年以上総額20億円」の条件を提示するのならクレージーの一言だ。

 同じ西武OBでアスレチックスからFAとなった中島を巡っても、復帰へラブコールを送る西武に対抗して阪神が4年総額12億円の提示情報が流れているが、これも異常事態だ。不動の遊撃・鳥谷が海外FAの権利行使でメジャー入りが有力視されているといっても、常識の相場がある。国内のFA戦線が大迷走している裏返しだ。

 楽天から嶋がFA宣言するのを当て込み獲得を予定していた巨人は、仕方なくヤクルトから権利行使した相川に変更する大誤算。阿部の来季一塁コンバートが決定しているだけに、捕手を補強しないわけにはいかない。

 同じ捕手で西武からFA間違いなしとされた炭谷獲得に成算があった中日・谷繁兼任監督も落胆しているという。炭谷の残留で、自らの負担を減らすには若手捕手の育成しかなくなったが、捕手ほど難しいポジションはない。指揮官のショックは計り知れない。

 そんな中、これまでFA戦線と無縁だったヤクルトがロッテ・成瀬、日本ハム・大引を獲得することが濃厚といわれている。これも異常事態を象徴するひと幕か。 (江尻良文)

 

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