松坂、恩師ゆかりの地で果たす“約束” 心を揺さぶられた記念球

2014.12.07


松坂は王会長から背番号「18」のユニホームをおくられた【拡大】

 米メッツからFAとなり、ソフトバンク入りが決まった松坂大輔投手(34)が5日、福岡市内で入団会見に臨み「期待に応える自信もある。楽しみにしてほしい」と熱い決意を披露した。

 「まさか福岡が自分のホームになるとは思わなかった。全くイメージもできなかったです」

 背番号「18」の鷹の真新しいユニホームに袖を通した右腕は、笑顔をみせた。新天地ではあと36勝に迫った通算200勝達成が目標だが、その歩みは大先輩から「俺を超えろよ」との願いを込めて贈られた1個の記念ボールから始まった。

 松坂には西武入団当時の東尾修監督と交わした約束がある。1998年のドラフト指名後、入団交渉で初対面した際に「200勝したときは返してもらうから」とボールを贈られた。同監督が現役時代に達成した200勝の記念球だ。この粋なはからいに18歳だった松坂は、心を揺さぶられた。入団後も、エースとしての帝王学を伝授されるなど文字通りの恩師である。

 東尾監督のプロ野球人生は、松坂の新天地となる福岡で始まった。箕島高から68年のドラフトで1位指名され西鉄に入団し西新町の「百道寮」に入った。毎日のように走り込んだ百道の海岸は、今のヤフオクドームにほど近いところにある。

 同監督が1年目にプロ初勝利を飾ったのも福岡・平和台球場。百道の波しぶきを浴びながらプロとしての礎を築き大投手への道を切り開いた。

 「12球団で一番熱いのがヤフオクドームのファン。ここが僕のホーム。ものすごい力になる」

 恩師が200勝への第一歩を踏んだ福岡を、松坂が200勝を果たすために選んだのは、まさに因縁といっていい。それでも「まだ200勝は意識する数字じゃない」と松坂は話したが、東尾監督から贈られた記念球は、怪物復活へのパワー源になるはずだ。 (スポーツライター・梶原昌弥)

 

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