“金子獲得失敗”で見えた阪神とオリの差 明暗分けた「戦略の違い」

2014.12.26


中村勝広GM【拡大】

 阪神が獲得を目指していた金子がオリックス残留を表明。「特別な関係」と自信をみせていた中村勝広GM(65)は今オフのFA補強が全敗に終わり、意気消沈の面持ちを隠せなかった。

 「初めから、雲をつかむようだった」

 24日、西宮市内の球団事務所で報道陣に対応した中村GMの表情は険しかった。最大4年の大型契約、数年後に米球界挑戦OKという破格条件でアタックしたが、獲得はならなかった。

 今オフの補強戦線では中島(前アスレチックス)、金子とことごとく関西のライバル球団にさらわれた。オリックス関係者は「うちと阪神の戦略の違いが決め手になったかも」と分析する。

 1つが情報漏れ。阪神側から条件や交渉内容などが新聞紙上に流れた。金子の代理人は各球団が提示した条件を精査した上で、上位2−3球団が本人と面談できる方式をとったが、これを明かしたのも阪神。それだけに「代理人からクレームが入ったみたいですよ」(球団関係者)。

 かねて金子は「決まってないことを僕自身しゃべりたくない性格」と話しており、途中経過が漏れ続けたことが影響したことは否めない。その点、オリックス関係者は「うちは絶対に漏らさないから」と胸を張った。

 条件提示も明暗を分けた。阪神は見直しの余地を残した条件を提示していたが、金子と3、4回話し合ったというオリックス・瀬戸山球団本部長は「われわれの持てるモノを最大限提示する。これしかないと思った。上積み? それもない」と最初からファイナルアンサー。阪神関係者は「交渉術とはいえ正攻法すぎた。『探りを入れているのでは?』と印象が悪くなる可能性があるからね」と舌を巻いた。

 補強頼みの戦略が、生え抜きが育たない原因という声があるだけに、補強全敗が「育成に切り替えろ」という“Xマスプレゼント”と捉えるべきかもしれない。

 

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