プロ野球の時間短縮はなぜできない? 勝負重視の現場には辛い選択 (1/2ページ)

2015.02.05


長嶋さんがサヨナラ弾を放った天覧試合は2時間10分で終わっていた【拡大】

 日本野球機構(NPB)が試合時間短縮を検討する小委員会の設置を決めた、との報道がありました。第1回会議は今月中に開催される予定だとか。この10年、球団経営に携わった者としての反省も込めて、今度こそ実現させてほしいと心から願っています。

 プロ野球が国民的娯楽へと飛躍する契機となった、1959年6月25日の天覧試合の試合時間は2時間10分でした。長嶋さんのサヨナラホームランで知られるこの試合は、ON初のアベックアーチ、5−4のシーソーゲームと見どころいっぱいだったにも関わらずです。

 この年の平均試合時間は2時間14分。55年を経た2014年は3時間17分。当時に比べ、短時間で強い刺激を求めるようになった、せわしないヨノナカの興味を引かんと、あらゆる余暇産業が血みどろのバトルロイヤルを繰り広げているというのに、これはマズイ。

 球界もそのことは良く分かっていて、趣向を凝らした手をさまざまに打ってきました。攻守や投手交代などのインターバルを計測して球場内に掲示しているのも、その一つ。人々の関心の高い地球温暖化対策(CO2削減)に関連付け、環境大臣臨席のもと「グリーン・ベースボール・プロジェクト」を宣言して、不退転の決意を表明したこともある。しかし何をしても効果は一時的でした。

 これは自身の反省を込めて言うことですが、まずは責任の所在が現場ではなく、経営にあることを肝に銘じる。その上で、徹底的にお客さんに寄り添った施策を断行することです。やるのは現場だから、とか、経営に携わる方々の多くが野球に詳しくないなどの事情もあり、つい、現場の努力に委ねてしまいます。

 

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