日米の格差穴埋めへ「侍ジャパンブランド化」 国際市場の開拓に期待 (1/2ページ)

2015.03.05


小久保監督には好采配で侍ジャパンブランドを広めてほしい【拡大】

 侍ジャパンが10、11日に東京ドームで欧州代表と対戦します。

 昨年、侍ジャパンのスキームと権利を管轄する事業会社NPBエンタープライズの発足が決まった際は感慨深いものがありました。6年前、私が座長を務めた『事業会社化検討プロジェクト』で1年間、侃々諤々の議論と調整を積み重ねた経緯があったからです。

 その後、具体化に向けた動きは一時凍結していただけに、実現にこぎ着けた方々の英知と努力に深い敬意を表したいと思います。その侍ジャパンは野球界発展の起爆剤となりうる、さまざまな力を秘めています。

 1つは稼ぐ力。MLB(米大リーグ機構)に残って20億円以上の年俸を手にするより、4億円+出来高を提示した古巣の広島に戻ることを選んだ黒田投手の男気への称賛が続いていますが、同じ投手に出せる金額の違いを改めて浮き彫りにしました。40歳のベテランに21億円をオファーできる財力はハンパじゃありません。

 2014年のMLBの売り上げは、円安もあり換算すると1兆円を超えそうです。1球団平均で330億円。日本は推定1500億円程度ですから、1球団あたり125億円。支払い能力の格差はもっと如実です。欧米のプロスポーツ団体は支払える選手総年俸の限界値として、売り上げの60%を目安にしています。

 これよりも多ければ経営を圧迫。逆にあまりに下回ると、選手会ともめることになります。MLBはこの20年間で6倍以上にビジネス規模が成長し、現在年俸の対売り上げ比は50%を切る歴史的低水準。さらに年俸は高騰するはずです。わが国は売り上げの25%(32億円)を超えると球団単体でみれば危険水域です。

 

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