中日、ロッテ名捕手監督 皮肉な苦悩 正捕手を育成できない

2015.03.18


かつての名捕手、伊東監督(写真)と谷繁監督が後継者育成に苦戦中【拡大】

 指揮を執ったここまでの2年間は3位、4位で今季が契約最終年のロッテ・伊東勤監督(52)。1年目の昨季の4位から雪辱を期す中日・谷繁元信選手兼任監督(44)。セ、パを代表する名捕手コンビが、皮肉にも開幕を前に正捕手育成で苦闘している。

 帯に短し、たすきに長し。ロッテには3人の正捕手候補がいるが、いずれも決定打不足。常勝西武時代に守りの要として評価を高めた伊東監督だけに、皮肉な苦悩というしかない。

 昨季、開幕2戦目から50試合でマスクをかぶった大卒2年目、強肩が売り物の吉田裕太。7月に吉田が故障で戦線離脱しその間の50試合に出場した高卒3年目の田村龍弘。創価大時代にヤクルト・小川とバッテリーを組んでいたドラフト4位ルーキーの寺嶋寛大。

 「どっちもどっちだな。決めかねている」と伊東監督が漏らしているという。が、ポスト里崎の正捕手が固定できないようでは、勝敗に最もウエートのかかる投手陣に影響する。今季もBクラスに低迷すれば、契約切れで解任危機に直面するだけに正念場に立たされている。元名捕手が正捕手を育成できないようでは弁解の余地なしだ。

 4年契約の2年目、谷繁兼任監督も苦境に追い込まれている。野村克也氏の最多出場試合記録3017に残り26に迫り、ゴールデン・グラブ賞6回受賞の名捕手も44歳という年齢には勝てない。が、ポスト谷繁一番手の6年目、松井雅人に一任できる現状ではなく、監督に専念ともいかない。

 それだけに、今季もどっちつかずで共倒れに終わる恐れがある。野村ID野球の申し子と言われた古田敦也氏が、南海・野村監督以来と大騒ぎされ、ヤクルトの捕手兼任監督に就任しながら2年で退任した例がある。谷繁兼任監督も契約が2年残っているという悠長なことは言っていられない。 (江尻良文)

 

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