阪神の大誤算「能見の不振」 復活のカギは“原点回帰”

2015.04.12


能見が復活しないことには阪神の浮上もない【拡大】

 借金生活に入った阪神の大誤算は左腕エース、能見篤史投手(35)の不振である。これまで2試合に先発。0勝2敗、防御率4・50と、復活の兆しが見えない成績だ。

 「一番ショックを受けているのは本人じゃないか。開幕までの調整は万全で、オープン戦の内容もよかったからね。どうして簡単に崩れるのか不思議なくらい」と球団関係者は首をかしげる。

 そもそもスタートでのつまずきが痛い。3月31日のヤクルト戦(神宮)。2点リードの5回2死三塁。勝利投手の権利まで「あと1人」から四球と連続二塁打で3点を奪われて逆転負け。

 「控え要員の田中浩への四球もまずいが、雄平、畠山への攻め方も問題。ともに第1ストライクを狙われたから言うのではないが、あの場面はもっと時間をかけ、コースにボールを散らすべきだった」と阪神OBは指摘する。

 続く4月7日の横浜DeNA戦(甲子園)は、後遺症のようなマウンドだった。初回、四球絡みで1点を取られ、2回にはゴメスの拙守からリズムを乱し、梶谷、筒香のタイムリーなどで4点を失うあっけなさ。

 首脳陣は「勝てない焦りもあるが、原点の真っすぐを低めに集めないと活路は開けない。持ち味の鋭いスライダーやフォークも、真っすぐが走ってこそ生きる」と忠告する。

 和田監督は窮地の打開策として打線のテコ入れを始めたが、これは一時的なカンフル剤。やはり、野球は投手力で、チームを軌道に乗せるためには先発陣の“奮投”が全てだろう。

 「今季の能見は裏ローテに回っているが、ここで勝ちが計算できないとチームの浮上は無理。梅野のリードがいまひとつなら自分の考えで攻めればいい」とも先のOB。

 能見の次の先発予定は14日からの中日戦(ナゴヤドーム)。「勝ちに勝る良薬なし」をこの一戦にかける。 (スポーツライター・西本忠成)

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。