セリグ氏ともにMLBを去った男 選挙に敗れたティム・ブロスナン副社長 (1/2ページ)

2015.05.14

 10年間お世話になったソフトバンクを退団し、今年からフルタイムの大学教員に戻りました。10年の歳月の長さを実感しますが、中でも留学生事情の変化は劇的です。

 10年前、新興国からの留学生の定番は、名門大学には特権階級の子弟。一方、わが江戸川大学を含む歴史の浅い大学への留学生の多くは出稼ぎ目的でした。

 当時、中国人の入国が厳しく管理されており、それをかいくぐる手段として学生ビザを取得していたのです。合法的に入国したら昼夜問わず働き、合間をみてやってくる大学の授業では爆睡。1日分の稼ぎは本国での月収に相当し、家族も自分の稼ぎをあてにしている。それが実態でした。

 10年を経た今も留学生の中心は中国人ですが、東南アジア諸国にも広がり、何よりも裕福になりました。大多数は親から月に20−30万円の仕送りをもらい、3Kバイトなど見向きもしない。日本語を習得し、大学の学位を取り、先々は日本と本国の架け橋となるビジネスを起業したいというのが典型的で、実に熱心に授業を聞いています。

 日本人学生はバイトなしでは学費を捻出できない学生が増えています。「留学生は気前がよくておごってもらっている」との声も聞きます。10年間で中国の経済力は4倍以上になり中産階級が生まれた一方、わが国は平均賃金が下落、通貨も1年足らずで50%も減価している背景があります。

 大きく変わったのはMLB(メジャーリーグ)も同じです。実質22年コミッショナーを務めたバド・セリグから、ロブ・マンフレッドにその座が移ったことに伴い、ティム・ブロスナン副社長もMLBを去りました。

 ブロスナンと初めて会ったのは20年前、彼がMLBの国際部長だったころ。大学院修了後の就職先としてMLBを考えていた私が訪ねたのです。

 

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