藤川入団は独立リーグ再評価の契機 野球の裾野の維持に大きく貢献 (1/2ページ)

2015.06.11


球児の高知入りは球界にとっていいニュースだ【拡大】

 藤川球児投手(34)=前レンジャーズ=が四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに入団。関係した方々それぞれに背景や思惑はあろうが、それはさておき、野球界にとって非常に良いニュースだったと思います。

 第一に、人々が本来スポーツに求めている姿を提示できたことです。

 スポーツは実力の世界。過去も、肩書も、コネも関係なく、いま持っている力が全て。人はそこに夢を見る。そういう意味でメジャーリーグ(MLB)で居場所を失った選手を高額契約で迎えるのは、ファン感情を逆なでする行為ともいえます。

 とはいえ日本球界は、MLBのように市場に選手があふれているわけではない。金銭的にも人的にも補償の必要のない真のFAであり、実績があり、ある程度の活躍も見込めるMLB経験者は、目先の勝利をファンに届けるための数少ない補強手段の1つだから、“分かっちゃいるけどやめられない”のです。

 こんなモヤモヤした空気を、称賛と応援の声の嵐に変える決断を下したのですから、古巣の阪神もホッと胸をなでおろしているのではないでしょうか。

 二つ目の功は、独立リーグが脚光を浴びたことです。

 独立リーグは野球界にとって極めて重要な役割を担っています。学生野球を終えても野球を続けたい人、あるいは途中退部で学生野球は離れたが、やっぱり野球を諦められない人が、打ち込める場として。そして地域の野球文化を伝承する存在として。

 かつて各地域でその役割を担ってきたのは企業チームでしたが、時代の流れで次々に撤退。その数は最盛期の237チームから、現在は約3分の1の85チームに激減しています。

 

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