日本ハム・大谷、3年目の誤算 想定超えた開花スピードに「重大リスク」

2015.06.15


大谷は8回に右足の違和感を訴え降板【拡大】

 日本ハムの“二刀流”大谷翔平投手(20)が、14日・横浜DeNA戦(札幌ドーム)で8回途中1失点と好投、8勝目(1敗)を挙げた。

 「使える球が真っすぐくらいしかなくて、すごく苦しい投球だった」

 3回に自らの暴投で失点。それでも踏ん張り、6回に巨人から移籍した矢野の、新天地での初本塁打となった逆転1号3ランを呼び込んだ。

 2点リードで8回のマウンドに上がったが、無死一塁で代打・乙坂へ3球目を投げた際、マウンドに引っかけた右足首に違和感を訴えて降板。試合後に札幌市内の病院で検査を受けたが異常はなく、今後の登板予定にも影響はないという。

 8勝は12球団トップ。防御率1・66はオリックス・ディクソンに次いでリーグ2位、88奪三振は楽天・則本と並んでリーグ1位。申し分ない成績だ。だが、右腕を入団に導いた大渕スカウトディレクター(SD)は「投手としてここまで早く成長するというのは考えていなかった」と複雑な表情を浮かべる。

 花巻東高の3年時、大谷は卒業後に米メジャー挑戦を希望していた。その際、球団は“二刀流”挑戦を提案し入団にこぎつけた経緯がある。

 「正直な話をすると、投手として一本立ちするのに3年以上は掛かると思っていた。一方で、打者としてならすぐに結果を残せるとも考えていた。今季は投手としての成長を優先させているために、打者としての出場が少なくなっている」(大渕SD)

 当初の予定では、野手として出場を続けて体を作る。同時に投手としての登板数を増やし、体が完全に出来上がる4年目以降に先発ローテに入れる青写真を描いていた。だが、すでに昨季の時点でエースとして成長。今季もマウンドに君臨しているが、右腕の体にはその影響が出始めている。

 登板中にふくらはぎのけいれんに襲われていることだ。別の球団幹部は「投手としての能力に体が追いついていない。ふくらはぎのけいれんもその表れなのでは」。

 成長段階で登板を重ねることで肩や肘への負担が大きくなる。“二刀流プロデューサー”の想定を超えた開花スピードには、重大なリスクが潜んでいる。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。