「12球団監督会議」開催時期のKYぶり 進退かかった監督たちにはいい迷惑

2015.07.16


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 17日に行われるオールスター第1戦(東京ドーム)の試合前に、都内のホテルで12球団監督会議が開催される。何とも間が悪いというしかない。

 また、同ホテルでは労組・日本プロ野球選手会総会が開かれるが、こちらは恒例行事だ。夏の総会は球宴第1戦の試合前に行われることが決まっている。バッティングしたのは監督会議の方だ。

 「12球団監督会議は、10何年前かにやって以来で画期的」とは熊崎勝彦コミッショナーの弁だが、そもそも開催時期がピンボケだ。来季からの本格的な試合時間短縮をぶち上げた同コミッショナーは、今春のキャンプ視察で12球団監督と懇談。時短に関する私案などを聞き「今シーズンからできることはやっていく」という方針だった。

 ところが、いつの間にか「最初に試合時間短縮ありきではない。野球振興のためにはどうすべきかが重要」と方向転換。「ゲームオペレーション委員会」「ワーキンググループ」を立ち上げ、日本野球機構関係者だけでなく、選手会、審判も参加しての大同団結をアピールしている。

 今回の監督会議もその一環といえる。球宴当日ならば、セ、パ両リーグとも監督、コーチを務める昨年のAクラス3球団の指揮官が集まるという単純な計算だろう。

 だが、この時期にやられては監督たちも迷惑でしかない。大混迷ペナントレースを展開しているセの6球団の指揮官たちはそれどころではなく、時短、野球振興策には関心が持てないだろう。自身の進退がかかった球宴後の闘いで、頭がいっぱいのはずだ。

 パも例外ではない。もっかBクラスの3球団、ロッテ・伊東、楽天・大久保の両監督に、オリックス・福良監督代行も気が気でないはずだ。監督会議をやるのは大いに結構だが、来季に何人が続投できるかはわからない。開幕前にやらないと話し合う意味がない。 (江尻良文)

 

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