横浜、名将なき後は 渡辺元智氏プラス原貢氏のハイブリッド野球 後任の平田徹部長

2015.07.29


勇退する渡辺監督の後を受ける平田部長は名門を勝利に導けるか【拡大】

 今夏限りでの勇退を表明していた渡辺元智監督(70)が率いる横浜高は28日、神奈川大会決勝・東海大相模戦(横浜)で0−9で敗退。花道を飾ることはできず、平田徹部長(32)に後任を託した。

 投手陣は15安打を許して9失点。打線もプロ注目左腕の小笠原(3年)に7安打に抑えられた。それでも指揮官は穏やかな表情を崩さなかった。「悔しさもあるが、神奈川は関東で常にリードしていかなければならない。そういう強い学校を率いる監督が現れてくれたことはうれしいですね」と相手の門馬監督をたたえた。

 「私も原さんに追いつき、追い越せでやってきた。次の指導者もそうして戦っていくことになるのでしょう」

 東海大相模を率い神奈川に君臨した故・原貢氏(巨人・原監督の父)に挑み続けた。その歴戦のバトンを後任に手渡すが「難しい時代に入っていく。子供たちの気質も違いますからね。野球だけを教えていればいいわけではない。勝負の厳しさも教えていかないと」。

 後を託された平田部長は、2001年夏の甲子園で主将として4強進出に貢献、国際武道大に進学した。原氏の教えを受け継ぐ大学球界屈指の名指導者、岩井美樹監督の薫陶を受け、同大卒業後の06年から母校のコーチに就任した。いわば、原野球と渡辺野球の“ハイブリッド”だ。

 「今は気持ちの整理がつかないですね。胸にぽっかり穴が空いたようで…。喪失感が大きい」

 敗戦直後はそう肩を落としたが、引き継いだ名門校の監督という看板は大きく、重い。

 「監督の下で10年間学ばせてもらいました。大事なのは情熱。子供たちとの接し方も決まった形があるわけではない。直接話すのでも、電話でもメールでもLINEでもいい。1人1人と真正面から向き合いたい」

 名将たちの教えを受け継いだ、青年監督の奮闘に期待したい。 (片岡将)

 

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