日本球界は“野球くじ”に猛反対も… 非予想系か、予想系かより現実的な論議を (1/2ページ)

2015.08.06


DeNAのジェットコースターのような戦いぶりには、海外ブックメーカーも予想が難しそう【拡大】

 2020年東京五輪に向け、新国立競技場はじめ、あらゆる競技施設の整備費用が当初の想定よりも数倍規模になることが判明。財源として、過去最高の売り上げを記録したスポーツ振興くじ(toto)に熱い視線が注がれています。具体的には野球くじを加えることで、売り上げをさらに伸ばし、五輪関連の助成を5%から10%に増やす案です。

 ところが「黒い霧事件」の苦い記憶が消えないプロ野球界の反応は芳しくなく、コンピューターが無作為に予想する非予想系くじ(BIG)でさえ反対だというのが現状です。

 心情的にはわかります。昭和44−46年にかけて起きた、この八百長事件。プロ野球に対する社会的信用は大きく失墜しました。特に中心選手が関与した西鉄ライオンズは、その後2度の身売りを経ても立ち直ることなく、福岡での歴史を断絶した新生球団=西武ライオンズとして、所沢で再出発することになりました。

 しかし、現実に目を向けると、プロ球界自身が反対しようがしまいが、プロ野球を対象としたギャンブルは非合法の形で行われており、近年はインターネットの発展で海外サイトを通じて、善良な市民でも手軽にスポーツを対象としたギャンブルに興じることができるようになっています。何よりも掛け金、賞金どちらについても、日本の課税を免れており、国家として大きな損失となっているのです。

 実際、アメリカでは、スポーツ・ギャンブルを合法化すべしとの声が日増しに高まっています。米国でも現状では、ネバダなど4州を除いてスポーツへの賭けは禁止されています。その結果、国内外の違法あるいは脱法業者を通じて、課税されないまま推定40兆円以上が国外へ流出しており、財政が厳しい州を中心に合法化しようという動きが広がっているのです。

 

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